電験全般
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需要率・不等率・負荷率公式

だなお

需要率(じゅようりつ)

  • 定義: 実際に使用された最大需要電力と、設備の定格負荷(接続されているすべての機器の定格の合計)との比率。
  • 意味: すべての機器が同時に動作するわけではないため、実際の最大需要は定格負荷より低くなる傾向があります。需要率は、その差を示し、設備がどれだけ効率的に利用されているかの目安となります。

実際に使用された最大需要電力(ピーク需要)と、接続されているすべての機器の定格負荷電力との比率です。

\[
需要率= \frac{\text{実際の最大需要電力}}{\text{定格負荷電力}} \times 100\%
\]

不等率(ふとうりつ)

  • 定義: 個々の負荷が各々発生する最大需要(理論上すべて同時に起こった場合の合計)と、システム全体で実際に観測された最大需要との比率。
  • 意味: 複数の負荷が同時に最大運転状態になる可能性は低いという前提から、理論上の合計と実際の需要との差を評価します。不等率が1以上の場合、実際の同時使用率が低いことを示します。

各負荷の最大需要電力の合計と、システム全体で実際に観測された同時最大需要電力との比率です。不等率は通常1以上となり、各負荷が必ずしも同時に最大運転しないことを示します。

\[
不等率=\frac{\text{各負荷の最大需要電力の合計}}{\text{システム全体の同時最大需要電力}}
\]

負荷率(ふかりつ)

  • 定義: 一定期間における平均負荷と、その期間中の最大負荷との比率。
  • 意味: 設備がどれだけ安定して連続利用されているかを表す指標です。負荷率が高いほど、最大需要に近い状態で運転されるため、設備の利用効率が良いと判断されます。

一定期間における平均負荷電力と、期間中の実際の最大需要電力との比率です。負荷率が高いほど、設備がピークに近い状態で連続して稼働していることを意味します。

\[
\begin{aligned}
負荷率 &= \frac{\text{一定期間の平均負荷電力}}{\text{実際の最大需要電力}} \times 100\% \
\end{aligned}
\]

それぞれの例

  • 需要率: 定格負荷が1000 kWの設備で、実際のピーク需要が700 kWの場合、需要率は70%。
  • 不等率: 個々の負荷の最大需要を合計すると1200 kWになるが、実際のピーク需要が700 kWの場合、不等率は約1.71(1200÷700)。
  • 負荷率: ピークが700 kW、一定期間の平均負荷が500 kWの場合、負荷率は約71%(500÷700)。
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