第三種電気主任技術者_平成22年度理論_問13
だなお
サルでも分かる電験三種
直線導体AおよびBがともに \( +y \) 方向に同じ電流 \( I \) を流している。導体AとBは平行に並べられた状態で、それぞれに働く力の向きがどうなるかを問う問題。
平行導体間に働く力は電磁気学の基本事項であり、「同方向に流れる電流同士は引き合う」という性質を理解しておくことが重要です。
平行導体に電流 \( I_1 \) と \( I_2 \) が流れるとき、長さ \( l \) あたりに働く力の大きさは、
\[ F = \frac{\mu_0 I_1 I_2}{2 \pi r} \]
で与えられ、同方向の電流なら互いに引き合う、逆方向なら反発し合います。
方向判定には「右手則」や「フレミングの左手の法則」(またはローレンツ力の式 \( \vec{F} = I \vec{l} \times \vec{B} \) )を使います。
今回の問題は大きさの比較が主旨ではなく、「同方向の電流 \(\Rightarrow\) 引き合う」という性質を使えばOKです。
もし \( x \)-座標において「Aが左(小さい \( x \) 側)・Bが右(大きい \( x \) 側)」とすれば、Aには \( +x \) 方向、Bには \( -x \) 方向の力が働きます。
以上より、